マンホール記事総目次

1.下水道
1.1東京市(都)古蓋
人孔丸蓋初代コンクリ蓋汚水枡蓋雨水枡人孔丸蓋変わり自働洗滌槽燈孔コンクリ蓋私設下水道章標燈孔(笄川)燈孔(白金)燈孔(白金台・裏JIS)燈孔(霞ヶ関)自働洗滌槽(麹町)12孔コンクリ蓋
1.2東京都
人孔丸蓋等下水道変わり蓋汚水マーク入り中水道震災時トイレ年表伏越送泥管下水仕切弁雨水浸透枡(文字なし)変則東京市型紋章突出型新式番ホール並木橋の中水放流場所吐口小汚水枡蓋(開)再生水(浜松町)
1.3諸自治体・団体
八王子市?(越境)三鷹市(1)仙台市杉並区世田谷区三鷹市伏越文京区雨水浸透桝伊東市三鷹市(汚水枡)足立区ふじみ野市武蔵野市伏越?茂原市長生郡白子町香川県善通寺市香川県坂出市岡山県岡山市香川県高松市東京都稲城市汎用蓋(特許江端式)北海道釧路市(初期蓋?)
1.4廃止自治体・団体
東京府千住町高田町駒込西片「阿」角蓋東京府(2)大久保町東京府コンクリ蓋巣鴨町千駄ヶ谷町上福岡市王子町尾久町大崎町(燈孔)高田町(角蓋)巣鴨町(角蓋)千住町再訪西巣鴨町速報西巣鴨町巣鴨町(追加)東京府コンクリ蓋(2)東部下水道町村組合王子町角蓋東京府(雨水桝)


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《東京大学骨董蓋総覧》全キャンパス版公開

前回仮公開した「東京大学骨董蓋総覧」であるが、本郷以外のキャンパスも順次調査を進め、先日完成と相成った。

地図はこちら↓
https://www.google.com/maps/d/edit?mid=z7_EkVJ845HE.ktGDri6dwlz4&usp=sharing

リストはこちら↓ (再掲)
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1lbu-zK13lFCX1P858BXahq9ATsIcRbsH9XvSWlTM4dM/edit#gid=0

この記事では、他のキャンパスの主な蓋種を紹介しておこうと思う。本郷と同蓋種のものは省略。


【蓋種について】
◆白金(旧傳染病研究所/現医科学研究所)

白金・暗渠2白金・傳染病研究所 暗渠1 (1)白金・傳研下水1白金・傳染病研究所 電1 (1)白金・帝大下水H2
↑左から順番に…
白金・暗渠:東京帝国大学地紋に、暗渠の2文字のみが書かれたもの
白金・傳染病研究所 暗渠:「傳染病研究所」「暗渠」の8文字は毛筆体で、天地は同じ。本郷の「東京帝国大学 暗渠D」種に似ている
白金・傳研下水:孔の配置等は帝大下水Bに似る
白金・傳染病研究所 電:「傳染病研究所」「電」の7文字の天地は同じ
白金・帝大下水H:文字部に孔がなく、外周が4つ割で、左右には取手、上下には孔3つがあるもの。「帝大下水」の文字は辛うじて読める程度まで削られている。本郷では未発見のためH種と命名

◆駒場(旧旧農学部/旧第一高等学校/現東大教養学部)
駒場・一高下水A1駒場・一高下水B1駒場・一高下水C1
↑左から順番に…
駒場・一高下水A:帝大下水Fと孔や把手の配置が似ている。60センチ程度の小径。無地の帝大下水とは違って東京帝国大学地紋がある
駒場・一高下水B:帝大下水Aに似ているが、把手は「一」「高」の真上と真下。東京帝国大学地紋がある。一高下水Aより大きく、キャムバも大きい
駒場・一高下水C:唯一の東京市型

駒場・第一高等学校 暗1駒場・第一高等学校 電1駒場・農学部 計量器
↑左から順番に…
駒場・第一高等学校 暗:東京帝国大学地紋
駒場・第一高等学校 電:東京帝国大学地紋
駒場・農学部計量器:唯一の一高以前の蓋

駒場・航空研究所 配管A1駒場・航空研究所 配管B2駒場・航空研究所 配管C4駒場・航空研究所 不明2
↑左から順番に…
駒場・航空研究所 配管A:東京帝国大学地紋、配管の二字は細ゴ風
駒場・航空研究所 配管B:東京帝国大学地紋、配管の二字は毛筆風
駒場・航空研究所 配管C:地紋はIと―を交互に並べたもので、大ぶりの取っ手付き。配管の2字は削られている。
駒場・航空研究所 不明:配管Cのようであるが、文字がまったく読めないもの。地紋はIと―を交互に並べたもので、大ぶりの取っ手付き








《東京大学骨董蓋総覧》本郷キャンパス版(仮公開)

このブログの第一号記事は東京大学本郷キャンパスにある「東京帝国大学」「帝大」銘の入った古い蓋についてまとめたものであった(その1その2その3)。
これらの記事はいま見るとあまりに簡素で、網羅性にも欠けている。そこで、いつか東大の骨董蓋について詳細に纏め上げようと思っていたのである。

で、先月。
急に思い立って正門~安田講堂を皮切りに、4日間(10時間)あまりかけて本郷キャンパス全域の調査を行い、それをGoogleマイマップ上に種類別にプロットした。
今のところ本郷キャンパスのみであり、弥生(農学部)・駒場・浅野・白金・小石川植物園などにある東京帝国大学/帝大さらに一高等の蓋は扱っていない。従って仮公開とするが、とにもかくにも成果を公にしようと思う(←全キャンパス版を公開しました)。

     ※     ※     ※
 
《東京大学骨董蓋総覧》
https://www.google.com/maps/d/edit?mid=z7_EkVJ845HE.ktGDri6dwlz4&usp=sharing

【注意】
※現地でプロットしているわけではなく、位置は異同あり。
※工事中・駐車中の場所など見落としがある。
※宿舎周辺等、関係者以外の立ち入りが明確に制限されている場所は当然調査していない。さらに常識的に考えて、学内者であっても直接の関係者以外が入れないと思われる箇所も基本的に調査していない。
※一人で、アナログ的手法で位置を記載している為精度は低い。他の方による校正調査をお願いしたいところであるが、学外者が立ち入るには不適切な場所もあるのでそのへんは注意乞う。

【凡例】
※マークの色~~~赤:下水 青:暗渠 緑:電気 白:痕跡等 紺:都上下水道など
※マークの形~~~丸:丸蓋 角:角蓋&鍵穴型 星:その他

※A,B,C…の蓋種ごとに分けたレイヤーを用意してある(EとGは少数であり区域も被らないので一緒にした)。ヴァリエーションレヴェルでの分布上の偏りを知る参考にしていただきたい。なお色でわかることもあり、帝大下水A・電A…は同じレイヤーに収めてある。

【リスト】
……なお、個々の蓋についてのリストはこちらを参照のこと。
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1lbu-zK13lFCX1P858BXahq9ATsIcRbsH9XvSWlTM4dM/edit?usp=sharing

【蓋種について】
蓋種の定義は以下の通り。

帝大下水A:「帝大下水」の文字部分に孔がなく、把手が「下」の右にあるもの
帝大下水B:文字部分に孔があり、「大」「下」の間に鍵穴があるもの
帝大下水C:ゴシック体風の文字で、4文字すべてがそれぞれ蓋の中心に下を向けている様式
帝大下水D:Aの外周が細くなっていて、Aに比して小さな蓋
帝大下水E:Aと孔等は同様だが、字がやや小さいもの
帝大下水F:Aに比べて文字部分の幅が狭く、把手が「帝」「下」の斜め右上についているもの
帝大下水G:Bと同様だが、鍵穴がなく、外周の孔が16個のもの

電 角:角蓋に「電」の1字を記したもの諸々
電氣2枚組:2枚組の角蓋で、「電」「氣」の2字を記したもの
電氣2枚組 小:上に似ているが一回り小さいもの

東京帝国大学 暗(鍵穴)A:「東京帝大学」銘のもので、頭部が帆立型であるもの
東京帝国大学 暗(鍵穴)B:「東京帝大学」銘のもので、頭部が独立した丸蓋であるもの

東京帝国大学 暗A:「東京帝国大学」「暗」7文字すべての天地が同方向のもので、鍵穴は2つ
東京帝国大学 暗B:Aと似ているが鍵孔が4つあるもの
東京帝国大学 暗C:「東京帝国大学」の六字がいずれも紋章部分を下にしているもので、「東京帝国大学 暗(鍵穴)B」の頭部と同じもの
東京帝国大学 暗渠A:ゴシック体風の文字で、「暗渠」と「東」だけが同じ向きで、「京帝国大学」は紋章部分を地としている
東京帝国大学 暗渠B:「東京帝国大学」の6文字が毛筆体文字で、「暗渠」とは「東」だけが同じ向きのもの
東京帝国大学 暗渠C:毛筆体文字で、「暗渠」「国」が同じ向きのもの(Bの6文字が180度反転している)
東京帝国大学 暗渠D:「暗渠」と「東京帝国大学」が全て毛筆体で、8文字とも天地が同じもの

東京帝国大学 電A:電の字が細ゴシックふうで、「東京帝大学」銘のもの
東京帝国大学 電B:電の字が毛筆体で、7文字とも天地が同じもの
東京帝国大学 電C:電の字の真上に、「東 京」の2字間の空白があるもので、二の字地紋
東京帝国大学 電D:Aと似るが「東京帝大学」銘のもの
東京帝国大学 電E:Dの6文字が反対向きのもの

亀甲地紋無文字角蓋:亀甲地紋でところどころ穴がある角蓋で、文字はない
その他:東京市水道の水栓・阻水弇・制水弁など

↓長くなったので、画像集は追記部分に。

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マンホール(219):誤植やミスのある鉄蓋

今回の蓋はどこかで紹介した気はするが、例の手書きテレメータ蓋のついでに思い出したので書いておく。
なぜテレメータ蓋のついでかというと、単に二つの間の距離が近いからである。
テレメータは江戸川橋南側をちょっといったところだが、以下に紹介する蓋は橋北側のバス停付近にある。

mh219 (1)
バスの客がいたので携帯電話のカメラで文字部分しか撮れなかった。空弁氣である。
字の順番が違う。もちろん正しくは空気弁。
誰も気づかぬまま納入され施工されたのか、水道局が許したのか。

mh219 (2)
ついで。ひとマスが塗りつぶされたような東京市型下水蓋。その一点を除きなんの変哲もない蓋だが、これは型を取りそこねた単純ミスだろう。阿佐ヶ谷の何処かで見つけた。

骨董マンホール入門(5)

骨董マンホール入門(1)および同(2)同(3)同(4)の続き。



[18]10月20日 19:56  正体不明のマンホール【問】
DSC_0005.jpg
番外編その2。
公有地上のインフラ系の蓋だと、マンホールには大抵設置者や用途が分かるような文字文様が書いてあるものだ。
私有地にある蓋であれば、メーカーの紋章があるくらいで用途がわからないものも普通によくある。それ自体はなんということもない。
但し、目の利く変態蓋マニアにしかわからない感覚だと思うのだが、ときには「これはただの私製蓋ではあるまい」と思われる奇妙な蓋がある。
われわれはそういう曰くありげなものを「謎蓋」と呼んでいる。
そんな中でもとりわけ奇妙奇天烈な物件が東大農学部にあるので紹介する。

……「問」である。用途であるとは思えないし、そんなメーカーがあるという話も全く聞かない。
マニアの間では、農学部キャンパス(弥生)の隣を走っている「言問通り」と関係があるのでは、という説も出ている。それならどこかに「言」もあったりするのだろうか。
なお、注意が必要なのは、謎蓋と思われたものが実は遠方の街からやってきた子であることがあり(例えば北区の十条駅南の踏切には香川県高松市の市章入りの蓋がある)、こういう事例は「越境蓋」と呼ばれる。



[19]10月20日 20:19  手作り感あふれるマンホール【テレメータ】
183626519.jpg 795647319.jpg
番外編3。
マンホール上の文字は、かつては筆書き、昭和中期以降はレタリングでデザインされたものが原型となっていることが普通だ。
だがどこにも例外はある。中にはちまちま手作業で鉄線でも溶接したかのような変な蓋もある。
それがこの「テレメータ」である。街に点在する配水管理用の装置からの情報をやりとりするための電線が入っているはずの蓋だ。
小さい画像しかないのだが、文字部分が(写真2)のようになっている。
こりゃ「テレメータ」ではなく「テレメー夕」か?



[20]10月20日 21:29 今夜の骨董マンホール【本郷給水所】
mh58-1.jpg mh58-2.jpg mh95-1泥吐枡03081240
もしかすると東京で最古ではないかとも言われている蓋である。
文京区の本郷給水所の前に2枚現存する。1980年台には港区の芝給水所にも1枚あったというが多分そちらはもう残っていない。
明治31年に淀橋浄水場が出来、翌年まずは神田・日本橋方面に給水が開始されたのが、東京の近代上水道のはじまりである。
ここ本郷給水所の設置もその頃で、芝給水所と並んで東京でも最古とされる給水拠点であったのだ。
そういう場所にだけある蓋であるから、かなり古いものである可能性が指摘されている。明治でないとしても、大正期までは遡れるのではないかと思う。
大正昭和の水道角蓋は、(写真3)のような地紋が使われているものが殆んどだが、それらの原型ともとれる意匠であるのが興味深い。



[21]10月21日 11:40 今日の骨董マンホール【本郷四丁目】
mh68-4.jpg mh7-5.jpg mh68-6.jpg
長々と続けさせていただいた骨董マンホール紹介記事もこれか次で最後だろうか。とまれもう少しお付き合いの程を。
これまでの蓋はいずれも今はなき自治体のものだったりして、マニア的にも非常に「特別」な感じが強いものだった。
そういうものは我々探蓋師には目立つ。しかし点的にしか残っていないので、その鑑賞はどうしても局所集中的・近視眼的になりがちである。
いかにも面白い骨董蓋の周りが全部今風の新式蓋で取り囲まれているなんてことも、よくある。
今回は、地味ながら「当時物」が揃っている本郷四丁目の歴史的蓋地区を紹介する。
(写真1)はそこらの側溝にはまっていそうな普通の古い蓋にしか見えないと思う。しかしこれは今日手に取れる最古の図面集である昭和4年刊「東京市下水道設計標準」に載っている、昭和初期の仕様なのだ。そしてこれはここでしか今のところ見つかっていない。
この蓋の隣にあるのが(写真2)の、やはり当時物の汚水桝角蓋。その傍にはさらに当時物の丸蓋もあり、(写真3)のような、蓋だけ見ればフレーム内がことごとく昭和初期のままという他には得難い光景を構成している。
……書いてはみたが、それぞれは面白みのない蓋だけでできた風景がどれほどマニアの心を打つかはまるで伝えられていない気がする。
マンガで例えると、さしずめアレだ。山岡士郎が京極をたらし込むために出した白飯味噌汁鰯の丸干しのような、原点にして至高の蓋体験をもたらす古蓋三点セットなのである。



[22]10月21日 16:56  骨董マンホール総括

21回にわたって骨董マンホール蓋を淡々と紹介する記事を投稿させていただきました。
前々回に都内最古の蓋(諸説あり)、前回に探蓋道の原点といえそうな蓋を紹介したので、ここらで切り上げるのが潮時と思います。
ニッチなテーマの記事の一方的な連投であったにも関わらず、望外の閲覧数とコメントを頂きましてありがとうございました。
今回の記事は、基本的には私のマンホールブログの記事を一般的入門的にリライトしたものです。関心のある方は暇つぶしに覗いて下されば幸いです。
http://rzeka.blog88.fc2.com/
飽きっぽい質なので期間限定は望ましいくらいですが、リライトとはいえ記事が消えるのは惜しいので、保存しておかなくては。
入門編を意識して書いたのは殆んど初めてのことで、個人的にも蓋知識の整理や概観にちょっと役立った気もしています。
プロフィール

rzeka

Author:rzeka
マンホール等探索者。

因果なことにアカデミックニート=人文系大学院生でもある。
rzekaはポーランド語で川の意。因みに発音はIPAだと[ˈʒɛka]になる。「じぇか」に近い音。



当ブログについて:リンクはご自由に。拙文がリンクされるようなサイトの話題には多分関心があるので、よければリンク張ったら呼んで下さい。画像の直リンクはfc2の環境上望ましくない(ちゃんと表示できないケースが多い)ようですので、あまりおすすめしません。なるべく記事ごとかブログトップ、カテゴリトップへのリンクを推奨します。但し、文章・画像その他すべての著作権は当方に帰属します。 ©rzeka

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