マンホール(66):明治生命館の靴洗栓
8月位に本郷からひたすら本郷通りを南下して丸の内界隈まで歩いたことがある。
そのとき、明治生命館の入り口の脇で見つけたもの。

上はよくある散水栓なのだが、注目すべきは下である。「靴洗栓」とあるのがわかるだろう。
路面の舗装が現代のように普及する以前の時代には、土埃や雨天時のぬかるみは都心でも相当酷いものだった。
そのため格のあるビルの入り口にはしばしば、靴の泥を落とす専用の水道栓が準備されていた。また街頭には靴磨きを生業とする人々の姿も見られた。
この画像はその名残である。舗装道路の普及やらで、今は靴磨き共々消えてしまった。

ちなみに明治生命館は1934(昭和9)年竣工。昭和の建造物としては初めて国重要文化財指定を受けたものとの由。
入り口上部の画像からだけでもその威容がわかると思う。
そのとき、明治生命館の入り口の脇で見つけたもの。

上はよくある散水栓なのだが、注目すべきは下である。「靴洗栓」とあるのがわかるだろう。
路面の舗装が現代のように普及する以前の時代には、土埃や雨天時のぬかるみは都心でも相当酷いものだった。
そのため格のあるビルの入り口にはしばしば、靴の泥を落とす専用の水道栓が準備されていた。また街頭には靴磨きを生業とする人々の姿も見られた。
この画像はその名残である。舗装道路の普及やらで、今は靴磨き共々消えてしまった。

ちなみに明治生命館は1934(昭和9)年竣工。昭和の建造物としては初めて国重要文化財指定を受けたものとの由。
入り口上部の画像からだけでもその威容がわかると思う。
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