fc2ブログ

    マンホール(183):香川県坂出市の下水道蓋

    前回の善通寺市上下水道に続いて、今回は坂出市の蓋を取り上げる。

    坂出市は香川県の海側のほぼ真ん中の街で、瀬戸大橋で四国本島に渡る場合の玄関口に当たる。
    市制施行は昭和17年と割と早い。かつては製塩と港湾で栄え、戦後は港湾の埋立地を中心とした工業地帯として発達したらしい。
    現在の人口は55000人を切る程度。国勢調査の結果を見るに、人口減少と若年層の流出・高齢化の進む典型的な地方都市のようで、実際坂出駅付近の商店街などを歩いてみた感想もそれと符合した。
    そうであっても某我が故郷のように荒れ果てた感じはなく、落ち着いた雰囲気の街であるのは救いだろう。

    さて、下水道について。
    西日本は都会を除いて総じて普及率が低い傾向にあるが、四国は特にそうで、香川県の普及率も平成24(2012)年度末で42.4パーセントに過ぎない。坂出は県平均の半分、20.7パーセントとなっている。
    香川の下水道は基本的に流域下水道であるようで、香川県下水道公社が統括している模様。同社のサイトによれば、坂出市下水道は昭和60年に供用開始、処理区域は大束川浄化センターに含まれているようだ。坂出駅周辺は既に供用されていることも読み取れる。

    坂出市滞在は数時間にとどまったが、主に駅近くの坂出市文京町などで蓋探しを試みた。

    mh183坂出下水 (1) mh183坂出下水 (2) mh183坂出下水 (6)
    中央にあるのは坂出市の市章。「汚水」文字入り、文字なし枠付き、同枠なし穴あき。

    mh183坂出下水 (3) mh183坂出下水 (4)
    県道19号線歩道にあったタイル張り蓋。

    mh183坂出下水 (5)
    雨水蓋と曲がりくねった側溝。たぶん電柱をなるべく道幅を狭めない位置に建てるのを優先した結果だろう。
    スポンサーサイト



    マンホール(182):香川県善通寺市の下水道と上水道

    先達て、博多から奈良京都に至る鉄道旅行をしてきた。
    その間に撮った蓋の写真が200枚以上あり、今後順次記事にしていこうと思っている。

    博多や高松は枚数が多く整理になお手間がかかるので、手始めに枚数が少ない街から手がけようと思う。
    トップバッターとして、うどんを食いに訪れた善通寺市金蔵寺駅周辺で撮った蓋を紹介しよう。

    香川県西部の内陸にある善通寺市は、平成25年2月1日現在の人口が33,460人と少ないが、人口密度は840人ほどで岡山市よりやや少ない程度。農地の中に住宅地も結構発達しているようだ。市の下水道ホームページに図面が載っているが、市域の半分弱が処理区に設定され、その6割ほどで施工が完了しているようだ。
    処理は海に面した隣町の多度津町で行われている。多度津町のほか、琴平町、まんのう町とともに流域下水道を運営しているらしい。

    金蔵寺駅に降り立って探したが、蓋はそれほど見つからなかった。とりあえず、微妙に違いのあるデザイン蓋2種を紹介する。

    mh182善通寺下水 (1)  mh182善通寺下水 (2)
    菊の花のようだ。なんだか伝統図案にありそうな典雅なデザインである。市の公式サイトによれば菊は市の花らしい。
    善通寺駅の方に出ればカラー蓋もあったようだが、そちらには行かなかった。


    さて、上水道蓋であるが、ごく短い滞在中に市章や市名の入った蓋を見つけることはできなかった。

    mh182善通寺上水道 (1) mh182善通寺上水道 (2) mh182善通寺上水道 (3)
    とりあえず汎用の消火栓と、古そうな弁蓋を撮ってきたので載せる。

    mh183-6.jpg
    善通寺市金蔵寺町。前者は四国八十八ヶ所霊場の75番、後者(寺自体の名は金倉寺と書く)は76番。

    mh183-7.jpg
    金蔵寺駅。無人駅である。久しく無人駅を使っていなかったので少々戸惑った。

    マンホール(181):東京都下水道の吐口の蓋

    mh181東京都下水吐口 (1)  mh181東京都下水吐口 (2)
    西新宿の、神田川に掛かる橋のあたりだったかで見つけた。東京都下水道局の「吐口」の蓋である。
    下水道台帳を見ると、ここには雨水管の吐口(青い三角形で図示されている)があるようだ。これがそれだろうか。

    マンホール(180):東京消防庁の採水口の蓋

    先日書いた杉並区採水口の蓋に類似した物件があるのを思い出した。

    mh180東京消防庁採水口
    東京消防庁・採水口とある。鍵穴や文字の上下は逆になっているが、地紋や字体はそっくりだ。

    これもまた杉並区内にある。阿佐谷北の、桃園川暗渠に近い公園の中にあった。砂を被っているのは、周辺が未舗装のためだ。
    プロフィール

    rzeka

    Author:rzeka
    マンホール等探索者。

    因果なことにアカデミックニート=人文系大学院生でもある。
    rzekaはポーランド語で川の意。因みに発音はIPAだと[ˈʒɛka]になる。「じぇか」に近い音。



    当ブログについて:リンクはご自由に。拙文がリンクされるようなサイトの話題には多分関心があるので、よければリンク張ったら呼んで下さい。画像の直リンクはfc2の環境上望ましくない(ちゃんと表示できないケースが多い)ようですので、あまりおすすめしません。なるべく記事ごとかブログトップ、カテゴリトップへのリンクを推奨します。但し、文章・画像その他すべての著作権は当方に帰属します。 ©rzeka

    カレンダー
    02 | 2013/03 | 04
    - - - - - 1 2
    3 4 5 6 7 8 9
    10 11 12 13 14 15 16
    17 18 19 20 21 22 23
    24 25 26 27 28 29 30
    31 - - - - - -
    検索フォーム
    最新記事
    最新コメント
    最新トラックバック
    月別アーカイブ
    カテゴリ
    amazon
    2012.6~
    RSSリンクの表示
    ブロとも申請フォーム

    この人とブロともになる

    QRコード
    QRコード
    リンク