マンホール(84):東京都の水道泥吐室の蓋

東京都水道局の泥吐室の丸蓋である。先日、北区神谷1丁目というマイナーな街(失礼)に東京府の蓋を探しに行ったとき、環七下の隅田川に程近い路地で見つけた。
本で見たことがあるし、一見よくありそうな蓋ではあるのだがこれが初見であった。

mh84-1.jpg

この蓋、中央部がやたらと盛り上がっている(この反りをキャムバ、と呼ぶらしい)。本郷の東京帝国大学銘の蓋にも相当盛り上がったのがあるが、こちらはそれをも上回るかもしれない。横から、なるべく低い角度からカメラをむけたら下のようになった。
mh84-2.jpg

そして、これの現仕様と思われるのがこちら。こちらは全く平坦。
mh84-3.jpg


なお泥吐室(泥吐管、泥吐弁)とは、工事等でどうしても混じってしまう土砂を取り除く場合や、水道水に混じった錆等を除去する場合に使われるものらしいがよく分からない。


追記 2011/03/09
昨日、大久保町の下水蓋を見に新宿7丁目に行ったところ、先々代と思われる蓋を見つけた。
泥吐室は川の側に多いと言われるが、現地もかつて神田川支流・蟹川が流れていた場所である。

mh84-6旧旧泥吐室引き  mh84-4旧旧泥吐室03081340
デザインは大きく異なるというほどではないが、格子柄の凹凸が先代・現行とは逆であり、書体も古めかしい。以前の記事で考察した水道局のデザインの変遷史にも合致すると思う。
mh84-5旧旧泥吐室キャムバ
キャムバ(反り)はものすごい。今までこれ以上の盛り上がった蓋はそう見たことがない。

   ※   ※   ※   

結構珍しいこの様式の蓋だが、和田堀給水所には他用途のものを含め色々とあった。詳しくはこの記事を。

mh84-7wadabori.jpg

(2012/04/28追記)
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