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某所より発掘された日記 2009年6/7月編 +α

「観た映画のこと」【6/4】
ここのところ大学祭のイベントに出たりいろいろあったのだがなんだか書く気がしない。それでもって久しぶりの日記もまた映画のこと。

ラピュタ阿佐ヶ谷のレイトショー(山中貞雄特集)で「丹下左膳餘話 百萬両の壺」。

伝説的な大物とされる山中監督作品だが、観たのは初めて。評判にたがわぬ傑作だった。
物語は戦前日活の秀作群に良くある感じ、実に巧い脚本であるがそれ以上に感心したのは撮影。特に人物の映らないカットがすばらしい。
たとえば安吉の父が襲われるシーンの人影の絶えた街や。切れるように鮮烈な画面作りの凄味にぞっとした。物陰から左膳がそっと出てくるシーンで、じわりと滲むようにその影が画面に現れる件も印象的。
とにかく細心の作り込みがなされている。堪能した。


「日記はやはり面倒だ」 【7/5】
ここの日記もこの体たらくだし、4月からはじめた紙の日記帳も白紙が目立ってきた。

前回から今までに見た映画でも列挙しとこうか、と思って記録ノートをひもとけばいつの間にか16本も溜まっていた。

特に良かったのだけ挙げればこんな感じ。

マキノ正博「昨日消えた男」1941・東宝 @シネマヴェーラ
山中貞雄「人情紙風船」1937・PCL @ラピュタ阿佐ヶ谷
川島雄三「幕末太陽伝」1957・日活 @早稲田松竹
川島雄三「しとやかな獣」1962・大映 @早稲田松竹
杉江敏夫「戦国群盗伝」1959・東宝 @ラピュタ阿佐ヶ谷

年130本ペースで観られている。後期はどうしてもペースを落とさねばならないが100本はいけそうだ。


「また間が空いてしまった」 【7/25】
日記は面倒だ。やっぱり。

そんなわけで映画の記録をまとめてふたたび。観たもの全部ではなく一部だけ。今回はコメントなんぞも付けてみる。

【7/12】杉江敏夫「黒い画集 ある遭難」1961・東宝 @新文芸坐
 ~伊藤久哉主演作はこれだけだろうか。山岳ものサスペンス。「銀嶺の果て」「抱擁(マキノ雅弘)」「大学の山賊たち」という具合に東宝だけでも結構ある山岳ものの一つで、いずれも結構面白い。自分で行くのは真っ平だが登山をテーマにした作品は映画に限らず結構好きだ。

【7/14】青柳信雄「サザエさん」1956・東宝 @シネマヴェーラ
 ~江利チエミ主演の全10本作られたという実写版シリーズの第1作。藤原釜足の波平はとても自然だった。駈出しの仲代達矢がノリスケを演じていることで有名な作品だが、観てみたら何てことなかった。それもそうだ、ただのサラリーマン役に過ぎないわけだし。
 それにしても、併映が東映バイオレンスポルノ「0課の女 赤い手錠」とはどういうことだ。

【7/19】市川昆「プーサン」1953・東宝 @シネマヴェーラ
 ~こっちにも藤原釜足。「ああ爆弾」と並ぶ伊藤雄之助主演作。何度か見る機会を逃していたのだがやっと見ることができた。時代の雰囲気が重たくやりきれない。黛敏郎の音楽が実に印象的。観た後帰宅してキャベツの玉を見ていたらあやしうこそものぐるほしくなった。生硬な役柄の山本廉などもいい。

【7/21】成瀬巳喜男「秋立ちぬ」1960・東宝 @神保町シアター
 ~金がないので一食抜いて作った1000円で観にいった。78分の小品だが、実に良かった。子供が主題の日本映画ではトップクラスの名作ではないか。
 色々な作品で目立たない端役をやっている桜井巨郎が運転手役で出ていた。この役者の顔を初めて知った。成程人は良さそうだが目立たない役者だ。そういえば黒澤の「悪い奴ほどよく眠る」で検事役をやっているそうだが、どのシーンの誰が検事なのかさっぱりわからない。


「今朝のこと」 【7/26】
あまりに寝苦しく4時前に起きてしまい、どうしても寝付けそうになかったので、自転車に乗ってぶらつくことにした。
都内の日中の道は混雑を極め、安全快適に走り回るのは至難だが、四時台ともなれば車も人も殆んどいない。気晴らしには丁度いいということを思い出したのだ。

調布近くまで一気に南下後、方向を変えて下連雀をうろうろ。それから三鷹駅西方の太宰治所縁の陸橋にのぼり、中央線北側をうろついた後また南下。普段行かないやや遠くの西友(24時間営業)で朝食を調達して帰った。


※全体にいい映画観てるな。最近は今一名画座の企画に乗れなくて全然見てないや。
※「悪いやつ~」の桜井巨郎は、保釈された建設会社重役が再逮捕されるシーンで、逮捕状を見せる人の横に一緒に立っている男ですね。
※朝の武蔵野三鷹界隈は本当にいいのだ。野川あたりは最高。この時のメモ、記事にしてあった
『「魔子恐るべし」「爆笑野郎 大事件」 @シネマヴェーラ渋谷』 【20100510】
映画の3行覚書。

今回の鈴木英夫特集で一番気になっていたのが「魔子」だった(1954年制作と古く珍しい作品で、今後最も鑑賞困難と思われたので)。
…なんだあれ? 展開がワンパターンで、おまけに結末は鶏舞う不条理なアンチクライマックスときた! 実は前衛劇なのかあれは?
見どころは武闘派の役回りを演じる藤原釜足! 釜足がヤクザの群れをなぎ倒すシーンなんて唯一だろう。

添え物と思っていた「爆笑野郎 大事件」(1967)というのは最後の監督作品らしい。
主演の漫才コンビも全く知らなかったし、大して期待していなかったのだが、こちらは案外悪くなかった。十中八九漫才師主演の映画はつまらないのに。
まだ辛うじて東宝の専属俳優陣が機能している頃で、堺左千夫や広瀬正一などが然るべき役を演じているのに好感。
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Author:rzeka
マンホール等探索者。

因果なことにアカデミックニート=人文系大学院生でもある。
rzekaはポーランド語で川の意。因みに発音はIPAだと[ˈʒɛka]になる。「じぇか」に近い音。



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