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2011年に観た映画

一昨年昨年に引き続き、今年観た映画の集計。

最近は色々あって、全然映画を観る気になれずにいた。2008、2009両年は3桁を観た私だが、2010年は60本台と約半減し、ついに今年は29本止まりであった。

月毎の本数は、以下のごとし。

1月 4本     2月 2本     3月 4本     4月 4本
5月 2本     6月 5本     7月 4本     8月 1本
9月 0本     10月 1本    11月 2本    12月 0本


劇場別は以下のごとし。

ラピュタ阿佐ヶ谷 6
神保町シアター 5
フィルムセンター 3
早稲田松竹 3
シネマヴェーラ渋谷 2
新文芸坐 2
キネカ大森 2
UPLINK X 2
ポレポレ東中野 1
シアター・イメージフォーラム 1
新宿ピカデリー 1
ユナイテッドシネマとしまえん 1


観た映画の質も今年は振るわなかった。とりあえず鑑賞する機会が得られて嬉しかった作品等を5本ほど選ぶと、以下のような感じになるだろうか。順番は観た順。
・「吾輩ハ猫デアル」(1936/PCL/山本嘉次郎)
漱石の言わずと知れた同名小説最初の映画化。徳川夢声の迷亭役が玄人筋には名高い作品。ラピュタ阿佐ヶ谷の夢声特集にて。
・「三本指の男」(1947/東横/松田定次)
横溝正史「本陣殺人事件」最初の映画化。有名なトリックをなかなかうまく映像化していることに感心。千恵蔵の一人二役は誰がどう見てもバレバレ(とここに書いてもネタバラシには当たらないくらい)だったりするが、そんなのも含めて魅力的なのはやっぱり千恵蔵が役者だからか。終戦直後ならではのとってつけたような封建制disも痺れる。
・「ぼくのエリ 200歳の少女」(2008/スウェーデン/トーマス・アルフレッドソン)
早稲田松竹にて。目当ての映画(下記)の添え物だったのだが、本命作品との相乗効果で思いがけず良かったので。スウェーデンのホラー。原作も翻訳されているようだ。
・「闇の列車、光の旅」(2009/米=墨/キャリー・ジョージ・フクナガ)
ホンジュラスからUSAへ不法入国を目指す少女が道中のメキシコでストリート・ギャングの少年と出会い云々、という話。スウェーデンの冬とは対極すぎる猥雑で暑苦しい世界だが、少年少女を取り巻く鬱屈・圧迫と血みどろは一緒。これはなかなかいい二本立て企画だった。
・「姿なき目撃者」(1955/東宝/日高繁明)
渡辺啓助「浴室殺人事件」の映画化。個人的に愛好する作家・渡辺啓助の唯一の映画化。今年死んだ山内賢の子役としてのデビュー作でもある。そんなに面白い映画でもないんだが、へえ昔はこんな風呂があったのか、と。

まあざっとこんなかんじ。


そういえば、チェコにいる一ヶ月の間、大学の講堂でニ三本映画を観た。記憶にあるのは、先日死去したヴァーツラフ・ハヴェル原作の新作「Odcházení」と、確かフィルムセンター恒例のEU特集でも掛かった「Nuda v Brně (ブルノの退屈)」。
前者は語彙が難しく内容がよく判らなかったが、民主主義のリーダーに祀り上げられた自身の立場をシニカルに戯画化した感じのちょっとグロテスクな不条理劇だったのではないだろうか勘違いかもしれんが
後者はもっとわかりやすいコメディ。だが後日日本語のサイトで情報を得るまで、主人公が知的障害者という設定だったのに気づかなかった。ただの童貞こじらせた毒男かとばかり…。
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Author:rzeka
マンホール等探索者。

因果なことにアカデミックニート=人文系大学院生でもある。
rzekaはポーランド語で川の意。因みに発音はIPAだと[ˈʒɛka]になる。「じぇか」に近い音。



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