マンホール(123):笄川の燈孔

以前の記事で千石と弁天町の燈孔については紹介したが、実はあのあと#manhotalk界隈では続々と発見報告が上がっており、弁天町を上回る規模の燈孔銀座も発見されている。

かくいう筆者も、もう一枚燈孔を発見している。以下に紹介する笄川暗渠の蓋である。
笄川とは、渋谷川・古川水系の支流で、天現寺川・広尾川などの別名がある。
現在の青山墓地内の池(現存せず)などを水源とし、外苑西通りの西側を通って天現寺橋そばで渋谷川に合流していた。詳しくは「川の地図辞典」(之潮、2007)などを参照されたい。
この流れは、昭和7年から12年にかけて暗渠化され、現在は下水道の青山幹線になっている。

さて、肝心の蓋を紹介しよう。

mh123-1笄川燈孔  mh123-3笄川燈孔 (3)  mh123-2笄川燈孔 (2)
摩滅は結構進んでいる。また縁のほうには舗装が一部被っている。

mh123-4笄川燈孔 (4)  mh123-5笄川燈孔 (5)
セオリー通り、屈曲部に位置している。この蓋に関しては、今でも下水道台帳に記載が残っている。

    ※   ※   ※

ついでに、上流の暗渠風景を。

mh123-6笄川燈孔 (6)

mh123-7笄川燈孔 (7)  mh123-8笄川燈孔 (8)
再開発の波が及ばなかった古い住宅地も、旧流路沿いにひっそり残っている。少なくない家はもう空き家で、じきに取り壊しが行われるのかもしれない(いや、これを書いているいまもう失われている可能性だってある)。

mh123-9笄川燈孔 (9)
その路地にて見つけた、漢字書きの瓦斯(ガス)小蓋。縦書きは珍しい。

mh123-10笄川燈孔 (10)
裏路地。このあたりはまだ現役の住宅地だ。
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ここまでは見ませんでした。

おはようございます。

素晴らしい発見ですね!おめでとうございます。

私は縦書きの瓦斯の蓋には感銘しました。あの場所にあったとは場所柄にも驚きました(^^)
プロフィール

rzeka

Author:rzeka
マンホール等探索者。

因果なことにアカデミックニート=人文系大学院生でもある。
rzekaはポーランド語で川の意。因みに発音はIPAだと[ˈʒɛka]になる。「じぇか」に近い音。



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