マンホール(194):幻の水栓を高崎市で発見

以前、東大赤門裏にある奇妙な「水栓」という蓋の紹介記事を書いた事がある。

mh161-3.jpg
これである。

mh161-10.jpg
『大東京市民の常識』(大東京社、大正10)という文献にこれらしい蓋を写した挿絵があることなどを先の記事では触れた。
以上おさらい。

    ※   ※   ※    

この週末、ちょっとグンマー国探検に赴いた。目的はこれと言ってなく、高崎の古い蓋でも見つかればいいなと軽い気持ちでの訪問だった。

旧街道沿いなどに色々と古いものがあったりはしたのだが、最大の収穫はこれである。
まずはツイートの引用。




mh194高崎市水栓 (1)
ちょっとボケてしまった。私道というか庭先に近いようなところであったから仕方がない。そんなところでゆっくりピントなど合わせていようものなら、変態盗撮魔と勘違いされて高崎署内のひととなってしまいます。

mh194高崎市水栓 (2)
小さいが鮮明な画像も載せておく。 
さて、どうだろうこの蓋。赤門の蓋、というか古文書の挿絵にそっくりだ(特にレンチが五角形であることがはっきりわかるのが良い)。紋章こそ高崎市水道のそれになってはいるが、様式としてはそのまんまだ。

mh194高崎市水栓 (3)
穴の部分の拡大。赤門のとは違い、これははっきりと雄型だ。東京市のと比べたとき最大の差異である。
開閉器具と本体、どちらかが雄型でどちらかが雌型であれば構わないのだから、機能的には大した差でないといえば言えるのだが。
むしろ土砂を被った時のことを考えると、高崎式のほうがまだ死ににくいと言えそうだ。
まあ東京市式のほうが破損して去勢されただけなのかもしれないけれど。

追記
さらに言えば、今回こちらの「蓋」を見て気づいたことなのだが、これはどうやら「蓋」ではなく「むき出しのレンチとその在処を示す杭の頭」に過ぎない可能性が出てきた。画像の通り、どうも紋章&文字の鋳出された円盤部分が開閉する仕組みにはなっていないように思われる。
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