骨董マンホール入門(1)

以下に掲載するものは、とある期間限定のSNSサイトにて入門者向けを意図して連載した、骨董マンホールの探索と鑑賞に関する文章である。

いずれの記事も、基本的に当ブログの記事を初心者向けにリライトしたものだ。3回の番外編を含めて計21回淡々と投稿を重ねたが、望外の閲覧数とコメントを得ることができ、愛蓋趣味の浸透の可能性をいくばくか感じることとなった。

最初のほうの記事は様子見も兼ねて、ごく短いものにとどまっている。しかし、読んでくれる人がいることに手応えを感じ、次第に記事は長く詳細さを増してゆくことになった。

判じ紋・燈孔・下水構え・東京市型/名古屋市型・誤植蓋・謎蓋・越境蓋といった現代探蓋シーンの重要タームも逐次紹介してみたが、いずれにも反響が存外大きく、愛蓋趣味の浸透の可能性を(以下同文)。

肝心の反響(コメント)は投稿者の許可を得ていないので転載できない(そもそもコピーを残さなかった)のが残念といえば残念であるが、折角の骨董蓋エヴァンジェリスト活動の記録を残さぬのももったいないので、ここに転載しようと思う。

全21回分をとりあえず5回に分けて紹介してみようと思う。


     ※   ※   ※     


[1]10月08日 12:08  今日の骨董マンホール【江戸川上水】
mh177江戸川上水消火栓 (2) mh177江戸川上水消火栓 (4)
大正末から昭和7年にかけて7年弱存在した「江戸川上水町村組合」の蓋。
現在わかっている限りでは、同組合の消火栓用の蓋として唯一路上に現存するもの。
北千住駅付近にて撮影。



[2]10月08日 20:24  今夜の骨董マンホール【西巣鴨町】
mh170西巣鴨 (3) mh170西巣鴨 (1) mh170西巣鴨 (5)

豊島区の前身のひとつ北豊島郡西巣鴨町が昭和6~7年頃設置した蓋。
西巣鴨町下水の施工延長は514メートルとも4056メートルとも言われるが、いずれにせよ町内のごく一部に過ぎず、本物件以外に路上に現存するものはないと思われる。
新大塚駅にほど近い階段路地にて撮影。



[3]10月09日 19:24 今夜の骨董マンホール【東京府】
mh101- (1) mh101- (2)

東京都が発足したのは昭和18年。
それ以前には現在23特別区のあるエリアは「東京市」で、都道府県としては「東京府」が存在した。
これは東京府が設置した府章入りの蓋。
23区郊外の都道沿い(すなわちもとの府道沿い)などに戦前ものとしては比較的よく残っている。
ここに紹介したのは青梅街道沿い、杉並区役所そばに2枚あるうちの1枚。



[4]10月11日 00:25 今夜の骨董マンホール【ブルノ】
30日マンホール (6) マンホール2日 (2) マンホール2日 (1)

海外編。チェコ・ブルノ市の蓋である。
チェコスロヴァキア独立以前、ブルノがまだドイツ語でブリュンBRÜNNと呼ばれていたオーストリア=ハンガリー帝国支配下の蓋ではないかと言われる。
ナチ支配下にもドイツ語の蓋が設置されていた可能性がなくはないが、保護領時代にも公用語は形式上チェコ語だったはずなので微妙なところだ。
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Author:rzeka
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因果なことにアカデミックニート=人文系大学院生でもある。
rzekaはポーランド語で川の意。因みに発音はIPAだと[ˈʒɛka]になる。「じぇか」に近い音。



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