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2015年に観た映画

2009年版(仮集計)
同(完全版)
2010年版
2011年版
2012-13年版

今回の記事はこれらのつづきである。

とりあえず、月毎の本数。
1月:2本    2月:5本    3月:3本    4月:6本    5月:3本    6月:11本
7月:0本    8月:8本    9月:5本    10月:3本    11月:0本    12月:9本

……締めて、55本。去年より1本増えた計算だ。

で、劇場別は以下のごとし。
新文芸坐 15
ラピュタ阿佐ヶ谷 10
シネマヴェーラ渋谷 8
神保町シアター 7
新宿バルト9 3
早稲田松竹 2
キネカ大森 2
●川崎チネチッタ 1
●ユジク阿佐ヶ谷 1
●丸の内ピカデリー 1
下高井戸シネマ 1
●シネ・リーブル池袋 1
●目黒シネマ 1
●立川シネマシティ 1
自主上映会 1


けっこうムラが出た。あたまに●のついているのが今年の初訪館。


で、スクリーンに観に行ってよかったものベスト10。観た順で。

・「独立愚連隊」(1959/東宝/岡本喜八)@シネマヴェーラ渋谷 2/26
DVDでは何度か観ていたが、スクリーンで見る機会はこれまで都合が合わなくて得られなかったもの。
喜八の個人的ベスト「独立愚連隊西へ」も、劇場で見る機会が実はまだない。
東宝の脇役俳優が大量に見られるのはよいものである。

・「天国の門 デジタル修復完全版」(1980/アメリカ・UA/マイケル・チミノ)@早稲田松竹 4/4
UA社を大負債によって潰したいわくつきの映画の完全版。
公開当時はWASPの恥部を強調して蒸し返したのが癪に障ったせいか全米が叩いたというが、
WASPに肩入れする義理のない立場から見れば、題材にも絵にも申し分ない、雄渾な大作であるとしか感じない。
ただ黒澤明が完璧主義を発揮しても、多分だいぶ安上がりで撮れるだろうと思う。その点、無駄は無駄。

・「砂の器」(1974/松竹/野村芳太郎)@神保町シアター 4/27
原作の不備をカットし適切にまとめ直した映画化のお手本のような脚本がとても良い。
ただ作中の協奏曲は幼稚に感じた。こちらは俗情とのケッタクのお手本のようでとても悪い。
宮本常一の本で読んだが、遍路にかこつけて故郷からよく追い出された患者は実際にいたという。

・「天国と地獄」(1963/東宝/黒澤明)@新文芸坐 6/2
今年は新文芸坐の黒澤明特集に通うことができたので、スクリーンでは未見ばかりだった黒澤映画をだいぶ観る事ができた。
観た中ではこれがいちばん。これは天下最高の佐田豊映画というべきであろう。

・「デルス・ウザーラ」(1975/ソ連/黒澤明)@新文芸坐 6/4
これは特別上映企画で、応募して当選すれば無料で観られるものだったはず。
黒澤明好きでかつスラヴ者でもありながら、なんとソフトでも観たことがなかった。
デルスの話すロシア語がмного-много良い。虎もかわいい。

・「ピクニックatハンギング・ロック」(1975/オーストラリア/ピーター・ウィアー)@新文芸坐 6/27-28
変な映画だった、どこがいい、とか語りたいことは(ここに選んでおいてなんだが)別にないのだが、
中盤にコナン・ドイル「ボスコム渓谷の惨劇」に出てくるCooeeと思われる掛け声が出てくる。
あれを聞いて見たければこの映画は必見である。

・「荒野の千鳥足」(1971/オーストラリア/テッド・コッチェフ)@新文芸坐 6/27-28
しけたオーストラリアの田舎で、貧相な主人公がきったないオッサンどもに振り回され、
ビールとギャンブルとカンガルー狩りのどぶどろ沼に引きずり込まれ…というえげつない映画。
カンガルー狩りのシーンには狩猟の記録映像を利用しているとかで、つまり殺害シーンは本物。大いに酷い。
豪州特集のオールナイトで強制的に観せられなければ観なかった映画だと思う。
今年はオーストラリアづいていた。

・「日本のいちばん長い日」(1967/東宝/岡本喜八)@新文芸坐 8/8
原作の方である。新作はきわめて稚拙な代物でがっかりした。
この時点での東宝専属俳優の相当数の顔が見える。専属も含め、よくもまあこれだけ多彩な面子を揃えたものである。
こういう映画を成り立たせていた「映画俳優」はこの数年後には全員専属解除で、東宝からはいなくなった。

・「マッドマックス 怒りのデス・ロード」(2015/豪・米/ジョージ・ミラー)@新宿バルト9 8/15
あまりにも好評なのでシリーズ過去作を観ないままに行ったが、さほど問題はなかった。
自分がこういう映画に入り込めるとは発見だった。
「ピクニック~」「荒野の~」等の上映は、これの先触れだったわけである。
シリーズ第1・2作もその後観たので、今年は豪州映画をなんと7本もみたことに。

・「大菩薩峠」(1967/東宝/岡本喜八)@シネマヴェーラ渋谷 12/12
3本目の喜八だ。今年はとりたてて特集上映がなかったはずだが、わりと未見の喜八を消化できた感がある。
仲代達矢を連れてきたらまあこうなるだろうなあ…という狂犬じみた机龍之介が個人的な好みにはあっていた。
国内よりも、昔からアメリカあたりのサムライ物ファンに受けていたというのは、判る気がした。


というわけで、今年は未ソフト化の作品はさして良いものと出会えなかった。
全部DVDなりが出ているので、観ようと思えば容易なものばかりであった。




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因果なことにアカデミックニート=人文系大学院生でもある。
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