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【概説】東京市郊外の廃止町村の上水道事業

現在の23区の領域は昭和7年10月のの東京市拡大によって概ね定まった。
このとき新たに東京市に加わった荏原郡・豊多摩郡・北豊島郡・南足立郡・南葛飾郡の五郡に属する82町村の中には、大正期から自前の水道事業を持っているところがあった。列挙すれば以下の通りである。これらは昭和7年に東京市の水道事業に吸収合併された。
渋谷町
目黒町
・淀橋町
千駄ヶ谷町
大久保町
・戸塚町
代々幡町
・井荻町

また、単独の町ではなく複数の町の寄り合いで運営されたものに以下の二つがある。これらも昭和7年に東京市に吸収合併。
江戸川上水町村組合(今の荒川・足立・墨田・江東区などのそれぞれ一部にあたる12ほどの町によって運営)
荒玉水道町村組合(今の杉並・中野・板橋・北区などのそれぞれ一部にあたる13ほどの町で運営)

加えて、民間企業が公共水道のない地域で営業していたものが以下の三つほどある。これらが東京市に吸収されたのは遅く、昭和10年から20年。
玉川水道株式会社(今の品川・大田・世田谷区にまたがる地域で営業)
・矢口水道株式会社(荏原郡矢口町のみで営業。この会社については鹿島建設が関係していたようで、同社ウェブサイトの「鹿島の軌跡」第28回に詳しい解説がある)
・日本水道株式会社(世田谷区の駒沢あたりで営業)


これらの水道事業者のマンホールは、東京市-東京都に吸収後も使用され続け、それは林丈二「マンホールのふた」に詳しい。
但し、同書掲載の蓋は刊行から四半世紀を経た今多くが現存しないものと思われる。これら廃止13事業者の蓋の現在をいずれまとめ上げたいと思っている。
というわけで、とりあえずは荒玉水道の蓋を見つけてきたので次の記事にアップしたい。
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因果なことにアカデミックニート=人文系大学院生でもある。
rzekaはポーランド語で川の意。因みに発音はIPAだと[ˈʒɛka]になる。「じぇか」に近い音。



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